PAN.TRY_

パンノキロク【北海道】

ラムレーズンとくるみ_パン屋 水円

旅の醍醐味はその土地の食べ物にある。

北海道に住んでいるとその食の豊富さに道外での食べ物の楽しみってあるのかと昔は思っていたけど、とんでもない驕りだ。

その思いを確かにしたのはもう10年以上前に東京で食べた「のどぐろ」。海産物は北海道に勝る土地はないと思っていたその概念を根底から覆された。北海道近郊の海では捕れない、出回らない魚があることを知った。衝撃だった。

今では旅に出ると地元のスーパーに行くのが楽しみのひとつになった。その土地の食生活を知るにはうってつけの場所だ。名物を調べて食べに行くのもいいけど、そういう場所は観光客仕様になっていることが多い。

石川県はお麩や漬物の種類の多さ、同じ日本海側でも北海道とは違う魚が並んでいる。茶色い食べ物が多くて妙な安心感がある。

岡山県ではマスカットやピオーネ、カラフルな果物が豊富でわくわくする。

いろいろ行った中でもやっぱり一番の衝撃は沖縄県。北海道との距離のせいもあって、その異国感はものすごい。他の地域は特産物が大きな場所を占めてはいるけど、その他は北海道と変わらない商品が並んだ見慣れた風景。

けれど、沖縄だけは違う。

生鮮品から加工品、お菓子、調味料、お惣菜まで売り場の半分以上に見慣れない商品が並んでいて、見るだけでも楽しめる。

それでも乳製品コーナーには「北海道」の文字が並んでいて嬉しい。そこで驚くのはその価格。牛乳1Lパックで200円を超える。同じ日本だけどその遠さを感じて、鮮度を保ったまま2000km以上も運ぶ技術にも感心する。

 

たかがスーパー。だけど文化を学べて産業技術にも思いを馳せることができる場所だ。

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今日のパンは、

そのロケーションから存分に沖縄を堪能できる読谷村にあるパン屋 水円

🍞ラムレーズンとくるみ

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しっかりした生地

酸っぱい香りはするけど、酸味は程よく後味に残るくらいで強くない。

 

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北海道じゃ考えられない開放感が沖縄にいると実感させてくれる。

ゆったりした時間が流れ、呼吸の浅さに気がつく。

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